紫の雨が降る




























 あまりにも突然過ぎた王子のニュースに言葉が出ない。
 あの日から時間が止まったような気がしてならない。
 とにかく、情報を追う毎日。
 プリンスを教えてくれたのは母だった。
 だから悲しみも倍に感じているのかもしれない。

 彼は突然逝ってしまった。
 それでも世界は回っている。
 紫の雨が降った。心の中でも雨が降っている。

 だけど“ポップ”に生きなきゃ人生は楽しいものにはならないよ
 わかるかい?
 
 まだ何をどう理解すればいいのかわからない。
 どうやって乗り越えればいいのかわからない。
 だって彼の作った音楽はあまりにも楽しくて美くて。
 それを聴けば聴くほど、寂しさと悲しみに押しつぶされそうになるんだ。
 
 母が、逝く数週間前のまだ意識がある時、病室で静かに「人生はあっという間、あっという間だよ」と言っていた。最後の1年は「朝が来て夜が来てまた朝が来て…」が口癖だった。病の苦しみと闘うだけの人生に何の意味があるのかと嘆いていた。
 人生はあっという間。
 人生ってこんなにもあっけなく終わってしまうのか?
 なんだか急な大打撃で未だにグルグルでまとまりがつかないけれど、
 こんなにも悲しい出来事ってそうないので、まだしばらく続きそうです。
 だってだって57歳ってあまりにも早過ぎる。

 悲しい。
 けど、ポップに生きなきゃ。
 …って、やっと記事を書けるとこまできた。
 悲しい。

 
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