あおぞらぶんこ

 新潟市内も先日の雨で葉桜となりました。

 そして我が家のチューリップもようやく咲き始めました。

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 先日のここの記事で宣言したように、活字を読む事を始めてみました。勿論サクサクと読める青空文庫のショートショートから。殺人推理物からなんとなく遠ざかってきたけれど、元来好きなものですから、やはり読んでみてつくづく自分の好みはこれだなあなんて思いながら。

 昨年、母が病に倒れ、入院した時はしばらくの間は全く音楽を聴けなくなり、その代わりに母が寝て休んでいる時限定で母のベッドの脇で青空文庫を読んできたけれど、最初はこの電子書籍という形で本を読むという事に抵抗があった。けど、読み始めたらなんてことなく、むしろ限られた時間枠の中で読むには手っ取り早く楽しめ、そのうえ、普段自分が好んで本屋さんの棚に手を伸ばすものとは違い未知なる作家さんとの出会いが新鮮であったり、改めて日本文学の楽しみに触れる事ができたりして、青空文庫を読む事は私にとって更に読書の幅を広げる喜び。積んでる本が山のようにあるのに今回もまずは手始めに青空文庫を読む事で徐々に元の読書生活に戻ろうってワケ。

 が、意外や意外。今回出会った村山槐多(むらやまかいた)、海野十三(うんのじゅうざ)が面白かった。村山槐多においてはギョギョギョの域。画家、詩人でありながらこれだけドえらい作品を書いちゃうなんてね。しかも今回読んだ2作は中学時代に書いたものと知り、ヒャーだ。「悪魔の舌」なんて、カニバリズムですよ。ヒャー。食事前には絶対にオススメしないけれど、それと心臓の弱い方。でも乱歩作品イケちゃう方には是非読んでいただきたい素晴らしい作品。ショートショートでこれだけ読ませちゃうなんて、しかも若くして。才能ある方って凄いなあ。「殺人行者」も乱歩の描く闇の深さと同じ色の濃さが漂い、そして幻想的で読後の余韻に浸ったけれど、なにしろ作品数が少ない。全集なんて手が出ない程高くて困ってしまった。いずれ図書館で探すかなあ。

 しかし青空文庫で知って好きになった作家さんは今のところ、大阪圭三、浜尾四郎、村山槐多、海野十三。絶対に書店で手を伸ばさない…っていうか、著作権切れなので置いてないでしょうな。それでも大阪圭三と浜尾四郎は、復刊というか、なんとか手に入れられるようで、青空文庫から飛び出して、紙の本や全集探して買うまでにハマってしまった。青空文庫。まだまだ自分の世界が広がるかもしれない。楽しみだ。どんどん活用していこう。個人的には海外ミステリ、翻訳小説を近年好んで読んでいたけど、やはりまだ夜の闇が深く濃い時代の日本の小説も好みだなあ。もっともっと読んでいきたい。 

 しかし、私は青空文庫をタブレットで読んでいるのだけれど、Amazonで何か買おうと開く度にキンドルの誘惑に負けそうになっている。くわばらくわばら。
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